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 〜個性派オーケストラへの誘惑〜 ◆

世界中で魅力的な音楽を聴かせるさまざまなオーケストラを聴くことは、
クラシック音楽ファンにとって大きな喜び。
高度な音楽性を持つ指揮者や楽員たちの素晴らしい演奏が聴けるのはもちろんですが、
活動の拠点としている国や都市の雰囲気、
そして人々の生活などを音楽の中に見いだすのも、
楽しみ方のひとつかもしれません。

21世紀最初の「北九州国際音楽祭」には、
歴史と伝統を背景に独特の芸術・文化を築いてきた3つの国から、
個性的なオーケストラが登場します。

ドイツ、フランス、オランダという3つの国と国境を接し、
常にヨーロッパ芸術の流れを享受してきた地を拠点とする
「ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団」。

激動の歴史が注目されたバルト3国のひとつであり、
純粋な“祈り”の精神がハーモニーの中に宿る「リトアニア室内管弦楽団」。

注目の指揮者ハーディングと若手メンバーの組み合わせで、
21世紀的な音楽をアクティヴに追究している
「ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン」。

それぞれが特色のある音楽を聴かせてくれますので、
多層的なオーケストラの魅力を味わうことができるでしょう。

シュワルツ、ナカリャコフ、仲道郁代、ムローヴァというソリストの顔ぶれも、
それぞれのオーケストラにフィットしたラインナップ。
九州では「北九州国際音楽祭」だけでしか聴けないプログラムばかりです。
「ベルリンやウィーンみたいに有名じゃないけれど……」などという理由で、
聴き逃してしまうのはもったいない!

彼らもまた、クラシック音楽シーンの“今”を動かしている存在なのですから。

〜山尾敦史(音楽ライター)


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