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豊嶋(てしま)起久子とプラハ国立オペラの仲間たち
 豊嶋 起久子、ヤロスラフ・ブジェジナ、マルティン・バルタ、高橋 直史
 <北九州国際音楽祭オリジナル企画>

日時/場所
プログラム
11/16(木)
19:00開演

場所:
響ホール

Pコード:228-074
Lコード:86747
モーツァルト:
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より (ドン・ジョバンニのセレナード)“窓辺おいで”
歌劇「フィガロの結婚」より (伯爵夫人のアリア)“楽しい思い出はどこへ”
歌劇「魔笛」より (タミーノのアリア)“何と美しい絵姿” 他

喝采が聞こえてくるかのよう。ヨーロッパ屈指の伝統と格式を誇るプラハ国立歌劇場で、ここ数年プッチーニの作品に抜擢されている北九州市出身のソプラノ豊嶋(てしま)起久子が、プラハの人気テノール、バリトンを交えて名アリアを披露します。ドイツの歌劇場の音楽総監督に迎えられた若きオペラ指揮者高橋直史の劇的なピアノも楽しみ。

出演者紹介

豊嶋 起久子[ソプラノ]*北九州市出身
Kikuko TESHIMA

 北九州市出身。明治学園小・中・高等学校を卒業。東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業後、明治・安田生命クオリティーオブライフ文化財団より助成を受け、ベルリン国立音楽大学で学び、文化庁海外派遣研修生としてミュンヘン国立音楽大学で学んだ後、カールスルーエ国立音楽大学オペラ科に学ぶ。
 東京芸術大学在学中に、ドミンゴコンクール日本代表、国際コンクール「新しい声」世界大会で奨励賞受賞。
 1998年にはブダペスト・ヴェローナ国際コンクールで第1位を獲得し、ブダペストのハンガリー国立歌劇場での「ラ・ボエーム」でヨーロッパ・デビューを飾る。そのとき、同コンクールで審査委員長を務めたウィーン国立歌劇場の名誉会員で宮廷歌手の称号をもつクリスタ・ルートヴィヒに認められ、2000年から現在まで師事。
 サントリーホールオペラ「愛の妙薬」では唯一の日本人ソリストとして、ジュゼッペ・サッバティーニ、エヴァ・メイらと共演。
 27歳でプラハ国立歌劇場での「蝶々夫人」の主役(タイトルロール)に抜擢され、大成功を収める。チェコの巨匠指揮者故ボフミール・グレゴルに「やっと本物のマダム・バタフライ(蝶々さん)に出会った」と言わしめ、みずみずしい歌唱と豊かな表現力、傑出した存在感で上演を成功に導き、プラハ国立歌劇場の人気プログラムとなる。
 2005年11月、グレゴルが急逝する2日前の「蝶々夫人」では、全聴衆総立ちの喝采(スタンディング・オベーション)を博した。その後、グレゴル追悼の「蝶々夫人」にも出演、プラハの音楽ファンや劇場関係者に忘れ難い印象を残した。
 現在、同歌劇場での「蝶々夫人」に異例の4シーズン連続出演中。また、2004年には同劇場での「トゥーランドット」に出演、役柄(ローレン)デビューとなったリューでも高い評価を得た。さらに2005年2月にはNHK・FMの「名曲リサイタル」に登場し、得意のプッチーニほかを披露。
 2005年7月、世界の檜舞台で活躍したソプラノの渡辺葉子(北九州出身)のメモリアルコンサートに出演。渡辺が十八番とした「蝶々夫人」の名場面を歌い、満場に深い感銘を与えた。恩師でもある渡辺葉子とは、高校生の頃から歌の世界を超えた交流があった。
 2005年12月には、ザクセン州「エルツ山地」交響楽団の定期公演で、モーツァルトのモテットを歌い、絶賛を博した。
 これまでにバイエルン国立歌劇場管弦楽団、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、ケルン放送交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団などと共演。
 クリスタ・ルートヴィヒのほか、ヴォルフガング・ブレンデル、パオロ・ガヴァネッリ、渡辺葉子、平田恭子らに師事。
 北九州市民文化奨励賞受賞(1999年)、ロームミュージックファンデーション特別音楽研究生。
 ウィーン在住。



ヤロスラフ・ブジェジナ[テノール]
Jaroslav BREZINA
 幼少の頃より、ヴァイオリンを勉強し、チェコの名門 クーン少年少女合唱団に所属した。プラハ音楽院では、ズデニェック・ヤンコフスキー教授に師事し卒業。ヴァーツラフ・ジーテク教授のもと勉強を続け、そのかたわら、声楽アンサンブル グッド・イブニング・クインテットのメンバーとして活動し、ドヴォルジャークコンクールとシュナイデル −トルナウスキー(スロバキアの作曲家)コンクールでは賞を受賞した。
 これまでのコンサート活動は、日本、オーストリア、ドイツ、ノルウェー、イタリア(ローマとピサでドヴォルジャークの『スタバト・マーテル』を公演)、フランスそしてスペインにまで及ぶ。
 1998年〜2000年のシーズンにはオランダツアーを行い、バッハの『マタイ受難曲』を公演。イジー・ピエロフラヴェック、サー・チャールズ・マッケーラス、オリヴァー・ドホナーニやセルジュ・ボドなどの指揮者と共演した。
 オペラ活動としては、1993年からプラハ国民劇場のオペラ・ソリストを務め、チェコと世界のレパートリーの両方で主要な役割をこなしてきた。その中にはスメタナ『売られた花嫁』、ロッシーニ『セビーリャの理髪師』、モーツァルト『ドン=ジョヴァンニ』(プレミエ)、ショスタコーヴィチ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』がある。
 さらにプラハ国民劇場では、『ロメオとジュリエット』『道化師』『アトランティスの皇帝』『外套』『ジャンニ・スキッキ』『コシ・ファン・トゥッテ』『カルメン』などに出演。
 また、ヤコブ・ヤン・リーバの『チェコ・クリスマス・ミサ』(ドイツ・グラモフォン)、ゼレンカの祝典劇『Sub olea pacis at palma virtutis』(スープラフォン)のCD化に参加し、2002年カンヌ・クラシカル・アワードを受賞した。ほかに、ボフスラフ・マルティヌーのオペラ『森の声』などでチェコテレビにも協力している。
 1998年〜2001年には、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートシーズン中にマドリッドのロイヤル・オペラで開かれたモランヴィアン秋の音楽祭とヤナーチェク音楽祭において、またプラハ国民劇場のシーズンにおいても、ヤナーチェクの『消えた男の日記』を定期的に出演している。



マルティン・バルタ[バリトン]
Martin BARTA
 チェコの中心に位置し、経済・文化・教育で最も重要な市のひとつである、フラデツ・クラロジェで義務教育を修了した後、隣の市のパルドゥビチェの音楽大学で声楽を学び、1990年に卒業。
 その後、声楽・声楽理論で教鞭をとったが、1995年南ボヘミア地方のリベレツオペラの専属歌手となり同劇場でヴェルディ「椿姫」、ドニゼッティ「ルチア」、プッチーニ「蝶々夫人」、ウェーバー「魔弾の射手」、チャイコフスキー「スペードの女王」、フレデリック・ロウ「マイ・フェア・レディー」などに出演し、確実な実績を積んだ。1997年にチェコを代表する劇場 プラハ国立歌劇場の専属歌手となり、ワーグナーの「ローエングリン」でデビュー、成功を収めた。その後もチャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」、ビゼー「カルメン」、グノー「ファウスト」、モーツァルト「魔笛」、「コジ・ファン・トゥッテ」な語学の才能を活かした幅広いレパートリーで成功。その他の劇場でもドヴォルザーク「ジャコバン党員」、レオンガヴァネッロ「道化師」、マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」などでゲスト出演している。
 コンサートでは特にオラトリオ歌手としての評価が高く、カルミナブラーナ、モーツァルトのミサ曲、プッチーニのミサ曲などを得意としてチェコ・ドイツを中心にヨーロッパで活躍している。
 プラハ国立歌劇場のジャパン・ツアーの際には、度々同行し好演している。



高橋 直史[ピアノ]
Naoshi TAKAHASHI
 東京藝術大学指揮科卒業、同大学大学院修了。若杉弘氏に師事。国際ロータリー財団の奨学生として留学し、ミュンヘン国立音楽大学大学院指揮科を修了。ズビン・メータ氏に師事。その後文化庁派遣芸術家在外研修員に選出されミュンヘン州立歌劇場で研鑽後、ブランデンブルグ市立歌劇場客演指揮者、オズナブリュック市立歌劇場専属指揮者兼コルペティトール、エルツゲビルゲ歌劇場音楽監督代行を経て、06年1月より同劇場音楽総監督、およびエルツゲビルギッシェス・シンフォニー管弦楽団常任指揮者就任。同劇場では、06年12月「ホフマン物語」、07年4月「セビリアの理髪師」のプレミエを指揮する。ドイツ国内においてすでに25演目を超えるオペラ・オペレッタのレパートリーを指揮するが、特に05年プラハ国立歌劇場では急逝したチェコの名匠ボフミール・グレゴルに代わり「蝶々夫人」を指揮し大成功を収めた。
 これまでに新日本フィルハーモニー交響楽団、ブランデンブルグ・シンフォニカー管弦楽団、ミュンヘン・シンフォニカー管弦楽団など数々のコンサートを指揮。また06年11月日本テレビ「深夜の音楽会」(読売日本交響楽団)に出演予定。


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