プログラム・プロフィール

ラデク・バボラーク(ホルン)
清水和音(ピアノ)
日時:2007年10月14日(日)15:00開演
会場:響ホール
Pコード 259-236 Lコード 85093

世界一のホルン吹きがすごいピアニストとやってくる
これが金管楽器の王様ホルンの響きだ! 天才ラデク・バボラーク(1976年チェコ出身)の妙技に野暮なコメントは不要でしょう。ベルリン・フィルのソロ・ホルン奏者、十八番(おはこ)を携え堂々の登場です。鍵盤のヴィルトゥオーゾ清水和音とのデュオは聴き逃せません。

曲目 
グリエール: 「ホルンとピアノのための小品」より
クレーベ: ホルンとピアノのためのソナタ
「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ“月光”に基づく」 op. 95  他

プロフィール 

ラデク・バボラーク (ホルン)
Radek Baborak

 1976年チェコ生まれ。8歳よりホルンを学び、89年よりプラハ音楽院でティルシャル氏に師事、みるみるうちに頭角を現していった。94年、難関として知られるミュンヘン国際コンクールで優勝、「美しく柔らかな音色」、「完璧な演奏」、「ホルンの神童」と評されるなど、世界の注目を集めた。
 以来、ヨーロッパ、アメリカなど各地で活発な演奏活動を展開。小澤、バレンボイム、レヴァインなどトップクラスの指揮者の信頼も厚く、これまでベルリン・フィルはもちろん、バイエルン放送響、ロンドン・フィル、ベルリン・ドイツ響、バンベルク響、ケルンWDR響、チェコ・フィル、ミュンヘン・フィル、ザルツブルク・モーツァルテウム管等と共演。その抜きん出たテクニックと若手ながら成熟した音楽が大きな話題になっている。テレマン、ハイドンからモーツァルト、R.シュトラウス、サン=サーンス、現代音楽まで幅広いレパートリーをもち、現在もさらにレパートリーを広げつつある。
 これまでチェコ・フィル、ミュンヘン・フィル、バンベルク響のソロ・ホルン奏者を歴任。その他にもサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管をはじめとする世界のオーケストラにも参加。2003年からはベルリン・フィルのソロ・ホルン奏者に就任。そしてソリストとしても、オーケストラとの共演、チェコ・フィル時代の仲間を中心に結成した木管五重奏団アフラートゥス・クインテットとして活動をはじめ、エマニュエル・パユ、フランソワ・ルルー等の素晴らしいソリスト達とともに室内楽活動も続けている。
 バボラークの尊敬するホルン界の巨匠ヘルマン・バウマンは「彼の演奏は我々を18世紀の祝祭的な雰囲気へと連れていってくれる。チャーミングで柔らかな音色はこの上なく耳に心地よく響く。その演奏の繊細さと表現力の豊かさはホルンという楽器を最高に歌わせ、その解釈は自然な力とナイーヴな素朴さを生み出す」と評している。
 現在の使用楽器は、「アレキサンダー103」。



清水和音 (ピアノ)
Kazune Shimizu

 1960年、東京に生まれる。65年に桐朋学園「子どものための音楽教室」に入室し、三浦敬子、三浦浩に師事、78年17歳で第47回日本音楽コンクール第3位入賞、80年にはジュネーブ音楽院に留学し、ルイ・ヒルトブラン氏に師事した。81年、弱冠20歳で、パリのロン・ティボー国際コンクール・ピアノ部門で優勝、あわせてリサイタル賞を受賞した。1982年、N響と初共演、また、デビュー・リサイタルを開き、高い評価を得た。1983年、第9回日本ショパン協会賞を受賞。同年、「プラハの春音楽祭」にて、プラハ室内管と共演。この成功により1984年、ブラティスラヴァ音楽祭のオープニングでスロヴァキア・フィルのソリストとして招待された。また同年、ミュンヘンのヘラクレス・ザーケルでデビュー・リサイタルを行った。1986年、ロジェストヴェンスキー指揮ロンドン響とバービガン・センターで共演し、ロンドン・デビュー、また、M.T.トーマスとの共演でラフマニノフ、チャイコフスキー、リストの3つの協奏曲のレコーディングを行った。1990年にオーストリア放響と、1991年にはレニングラード・フィル室内オーケストラと共演するなど、国内外で広く活躍している。
 1995年秋から2年にわたって紀尾井ホールで行われた、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲演奏会は、その完成度を新聞紙上で高く評価され、ライヴ録音がリリースされている。
 1999年9月にはリストとショパンのエチュードを収録した「ため息−清水和音〜エチュード」をリリース。
 2002年5月、ジャナンドレア・ノセダ率いるキーロフ歌劇場フィルハーモニー管弦楽団とサンクトペテルブルク及び日本で共演。2006年1月ワレリー・ゲルギエフ指揮マリンスキー歌劇場管弦楽団と共演、絶賛を博した。
 2004年からショパンの全曲録音を開始、これまでにオクタビア・レコードから5枚のCDをリリースしており、各誌で絶賛されている。
 室内楽分野でも共演者の信頼は厚く、ラデク・バボラーク(ホルン)、宮本文昭(オーボエ)、藤原真理、趙静(チェロ)、堀正文、漆原啓子(ヴァイオリン)、河野克典(バリトン)等と数多くの録音、コンサートを行っている。
 今後、アシュケナージ指揮NHK交響楽団、シドニー交響楽団(於:シドニー・オペラ・ハウス)との共演等が決まっている。
 完璧なまでの高い技巧と美しい弱音、豊かな音楽性を兼ね備えたピアニストである。


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